保護者向けお役立ち

「ゲームばかり」の子供が心配な親へ|遊びを学びに変える3つの関わり方

「うちの子、放っておくと何時間でもゲームをしていて…」
「取り上げるべきか、見守るべきか、いつも迷ってしまう…」

みなさんこんにちは、プロクラスの吉田です。

保護者の方の相談で、いちばん多いのが実はこの「ゲームばかり問題」です。そして教室でたくさんの子どもたちを見てきた私は、いつもこうお答えしています。

断言します。「ゲームばかり」は心配の種ではなく、才能のサインです。

ゲームに何時間も夢中になれる集中力は、川の流れのようなものです。流れそのものを止めようとすると、子どもは反発し、親子ともに疲れてしまいます。でも、流れの上に水車を置けばどうでしょう。同じ勢いが、そのまま「学び」を回す力に変わるのです。

今日は、ゲーム好きなお子さんの「夢中」を学びに変える、親の関わり方を3つご紹介します。

流れを止めずに水車を置く 子供の夢中を学びに変えるイメージ

データで見る【子どもとゲームの今】

まず現状を数字で押さえましょう。こども家庭庁の令和6年度 青少年のインターネット利用環境実態調査によると、青少年のインターネット利用時間は1日あたり約5時間半。前年度からさらに25分増えており、その主要な使いみちのひとつがゲームです。

もはや「ゲームを完全に禁止する」ことが現実的でない時代です。だとすれば、問うべきは「やめさせるか、続けさせるか」ではありません。どう関わらせるかです。

同じゲームでも「遊ぶ側」と「作る側」がいる

ここで大切な視点をひとつ。ゲームの世界には「遊ぶ側」と「作る側」がいます。

たとえばマインクラフト。ただ遊んでいるように見えて、巨大な建築物を設計したり、回路を組んで自動装置を作ったりしている子は、すでに半分「作る側」に足を踏み入れています。設計し、試し、失敗し、直す。これはプログラミングの思考プロセスそのものです。

「ゲームばかり」と一括りにせず、お子さんが何をして遊んでいるかを見てみてください。そこに、伸ばすべき芽が隠れています。

関わり方1【取り上げるより、向きを変える】

ゲームを取り上げるのは、川をせき止めるのと同じで、いずれ決壊します。おすすめは、興味の向きを少しだけ変えてあげることです。

マイクラが好きなら「その装置、自分でプログラミングできるよ」。対戦ゲームが好きなら「こういうゲームって、どうやって作られてると思う?」。遊ぶ対象だった作品が「作れる対象」に見えた瞬間、子どもの目の色は変わります。

遊ぶ側から作る側へ ゲームで遊ぶ子供がプログラミングで作る側になるイメージ

関わり方2【「何が面白いの?」と聞いてみる】

ゲームを注意する代わりに、ぜひ一度「それ、何が面白いの?」と聞いてみてください。

自分の好きなものを言葉で説明するのは、実は高度な思考のトレーニングです。「どこが難しいの?」「どうやって攻略したの?」と続ければ、お子さんは頭の中を整理しながら話してくれます。これは論理的思考力の練習であると同時に、「親は自分の好きを否定しない」という安心感にもつながります。

関わり方3【アウトプットの場を用意する】

夢中の受け皿として最後に必要なのが、「作ったものを見てもらえる場」です。

家庭でスクラッチやマイクラの作品を家族に披露するだけでも立派なアウトプットですし、同じ「好き」を持つ仲間と先生がいる教室なら、夢中はさらに加速します。ゲームとの付き合い方を含めて、メリットもデメリットも知っておきたい方はこちらの記事を、始める年齢の目安は年齢別の解説記事をどうぞ。

「何が面白いの?」とまずは聞いてみる親子の会話

まとめ

「ゲームばかり」に見える時間の中には、集中力、探究心、そして「作る側」への入口が隠れています。流れを止めるのではなく、水車を置く。取り上げるのではなく、向きを変える。それが、ゲーム好きなお子さんの才能を伸ばす親の関わり方です。

今日から「何が面白いの?」のひと言、ぜひ試してみてください。

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