コンテストのテーマ
第3回のコンテストはテーマを「AIと考えよう!もっと〇〇な未来!」として実施しました。
ここ数十年でITの進化は飛躍的に進み、ビジネス、生活様式、インフラ、エンターテインメントなど、身の回りのものが楽しく便利になりました。
そして、その進化は今後もさらに進み、今は新しいと感じるものでさえいつかは古くなる日がやってくることが予想できます。
そんな「すでに世の中にあるモノ」をプログラミングの力でさらに良くすると見えてくる未来をプログラミ作品で表現していただきました。
さらに今回は「ChatGPTへの質問」を課題として取り入れ、AIと協力したものづくりを体験していただきました。
募集要項
「第3回プロクラスキッズ プログラミングコンテスト2024」は例年同様全国のプロクラスキッズに在籍する生徒様に加え、マインクラフトの授業を導入いただいている岡山学芸館清秀中学校の生徒様を対象に開催しました。
エントリー期間は2024年7月15日〜2023年8月16日で、プロクラスキッズの各教室から幅広い作品をエントリーをいただきました。
作品のカテゴリーはマインクラフト、ゲームアプリ、スクラッチ、ロボットベーシック、ロボットスタンダードの5コースの中から生徒様が自ら選択し、テーマに沿って自由な作品制作を行なっていただきました。
提出物は、①エントリーシート②作品データ③ChatGPTとのやりとりを残したGoogleスプレッドシートの3種類となっております。
選考について
今回は複数の部門(ジャンル)から優秀作品を選出する形で賞を決定しました。
部門は最優秀作品賞、プログラム賞、デザイン賞、アイデア賞、AI賞、新人賞の6部門(審査員による審査)。
また、TikTokの視聴数、コメント数、ブックマーク数が最も多い作品に与えられる注目作品賞の全7部門となります。
作品の審査はコンテストの主催である四条烏丸校の講師陣に加え、各FCやアルバイトの先生方にもご協力をいただきました。
審査方法は、各審査員が持ち点を部門ごとの優れた作品に配点し、部門ごとに点数を合計、それぞれ最も点数の高かった作品に賞を授与しました。
表彰式
表彰式は2024年11月3日に、プロクラスキッズ四条烏丸校で行われました。
当日は四条烏丸校の生徒様以外に、受賞やノミネートをされた生徒様にも各教室からご来場いただきました。
また、会場に来られない生徒様もオンラインでご参加いただきました。
今年も例年通り、普段なかなか見ることのないライバルの作品を皆さん食い入るようにご覧になっていらっしゃいました。
今後のプログラミング学習への良い刺激になればと思います!
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最優秀作品賞
自動ゴミ箱
K.K.さん(小学5年生)
作品形式スクラッチ
今回ゴミの分別をテーマに作品を作成してくれたKさんは、“一つの投入口にゴミを入れると勝手にゴミを分別してくれるゴミ箱”を制作してくれました。
またゴミ出しのボタンを押すとロボットのアームが登場し、ゴミを捨ててくれます。
画期的でありながら近い未来に生まれそうな製品アイデアや、しっかりと作り込まれたプログラムなど、全体のバランスが取れた素晴らしい作品でした! -
プログラム賞
算数問題出し機
赤井 颯佑さん(小学6年生)
作品形式マインクラフト
マインクラフトプログラミングで二進数の計算ロボットを作成してくれた赤井さん。
レバーのON・OFFを0と1に見立て、コンピューターから出題された問題をプレーヤーが二進数で回答します。
プログラムの内部では直接二進数の計算ができない制約がありますが、授業では習っていない関数を使うことで一度10進数に直してから計算を実現しています。 -
デザイン賞
泥棒ホイホイ
塚本 爽さん(小学5年生)
作品形式マインクラフト
毎回斬新なデザインでマイクラの世界を作り込んでくれる塚本さんですが、今回は見事デザイン賞を受賞しました!
銀行強盗が銀行に忍び込んでお金を盗んでから、報道され、逮捕されるという流れをストーリー仕立てで見せてくれました。
マインクラフトの自由さを活かしながら、そこにプログラムでどんな表現ができるかを考えた意欲作です。 -
アイデア賞
おばあちゃん安心ネット
T.K.さん(小学6年生)
作品形式マインクラフト
行方不明になったおばあちゃんを探すための仕組みを作ってくれたKさん。
通常はGPSがあれば捜索は簡単そうですが、Kさんはさらに「おばあちゃんの気持ちがわかるようにしたい!」とおばあちゃんの視点や感情に入っていくという近未来的な発想をしてくれました!
黒い二つの窓はおばあちゃんの目となっており、今どんなものを見ているのかを追体験できます。 -
AI賞
防護壁と安全トロッコのある村
Y.K.さん(小学3年生)
作品形式マインクラフト
今回の作品の中で最もChatGPTとのやりとりを使いこなしていたKさんは、「今この世界にあるものを良くするには?」という話題からやりとりを始め、やりとりを経てから街の安全性とインフラをテーマにするところまで会話を発展させていきました。しっかりChatGPTとのキャッチボールができていたことが受賞の決め手となりました!
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新人賞
自動で動く車椅子で楽しく散歩
谷村 遥馬さん(小学4年生)
作品形式マインクラフト
新人賞を受賞したのは“関西空港で動いていた自動車椅子”に乗った体験から着想を得て作品作りを行なってくれた谷村さん。ただバリアフリー化を行うだけではなく、車椅子に乗った人が楽しくアミューズメントを回る仕組みについて考えてくれました。リアルなビルや実際に遊べるゲームなど、世界観の作り込みも非常に素晴らしいものでした!
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注目作品賞
泥棒ホイホイ
塚本 爽さん(小学5年生)
作品形式マインクラフト
デザイン賞とのダブル受賞となった塚本さん。
作り込んだ世界観はTikTokで作品を見た視聴者の方からの関心も大きかったのではないでしょうか。
再生数:3902、いいね数:533、コメント数:2、ブックマーク数:10という結果で見事受賞しました!